AW-014(2019.3.25)
岩手県立博物館・マエサワクジラ
■ご当地:岩手県
■鯨 種:マエサワクジラ
岩手県立博物館・マエサワクジラ
1981年2月、束稲山麓(たばしねさんろく)ののどかな田園地帯でクジラの尾骨の化石が発見され翌年より本格的な発掘調査がはじまりました。
前沢町生母(せいぼ)から発掘されたクジラはマエサワクジラと名付けられました。
クジラは約4千万年前に出現していて、このクジラは地層より約百万年前と推定されます。
産出したクジラの骨格は、ほぼ全身がそろっているという世界的にも貴重な標本だとわかり、あまり解明されていなかったクジラの進化の様子を探る上で、重大なカギを握っています。
マエサワクジラは、ヒゲクジラ亜目に属しますが、現在生きているナガスクジラ科のコイワシクジラ(ミンククジラ)に近い種類と考えられます。
モチーフはマエサワクジラが現生のコイワシクジラ(ミンククジラ)に近いということでミンククジラっぽいフォルムにしています。
ご当地要素として「奥州藤原氏」(はあくまでイメージとしてですが馬に乗った武士という雰囲気として馬ではなく)と「前沢牛のロッキングホースならぬ、ロッキングカウ」に乗っています。