365日、毎日ある記念日や年中行事をクジラに絡めて広く浅くご紹介します。
6月1日は「チーズの日」
チーズと言えばイルカのチーズがあるのをご存知ですか。フランス北部で作られているドーファン(Dauphin)と言うチーズでイルカのような形をしています。日本では馴染みのないチーズですね。
6月2日は「ロープの日」
ロープと言えばヒモ。そうヒモハクジラですよね。和名のヒモハクジラを漢字で書くと紐歯鯨。歯が長く独特の形状で紐に見立てた名前。実際伸びすぎて結んだようになり口が開きにくくなる個体もあるそう。ちなみに英名のStrap-toothed Whaleも紐のような歯のクジラと言う意味なんですよ。
6月3日は「世界自転車デー」
自転車は手軽にできる有酸素運動で、脂肪を燃焼させますよね。クジラも毎日泳いでるので有酸素運動しまくりなんで痩せるのではと思うのですが、クジラ達は発汗動物ではないので脂肪を燃焼させ運動エネルギーにすることはないので痩せないんです。と言うか痩せてしまうと極寒の海では過ごせませんね^_^
6月4日は「虫歯予防デー」
クジラはザトウクジラ等のヒゲクジラと、イルカやマッコウクジラ等のハクジラに分かれます。そんなハクジラですが、餌を基本的に咀嚼をせず丸呑みすることから虫歯になりにくいと言われています。
6月5日は「老後の日」
老後と言えばアメリカのメイン州で暮らす老姉妹の夏の日々を描いた「八月の鯨」ですよね。映画の中ではクジラの種類は特定されてませんが、メイン湾は多くのクジラ達が夏を過ごす場所でタイセイヨウセミクジラ等が見られるそうです。
6月6日は「恐怖の日」
新約聖書のヨハネの黙示録、666にちなんで制定された日です。聖書と言えばヨナと鯨。ヨナはタルシシの海でクジラに飲み込まれたようなので、現代の南スペインだとすると、確かに沢山のクジラが見れます。昔の絵画から推測すると形はマッコウではなく、大きさはシロナガスほど大きくないのでニタリクジラなのかも知れませんね。
6月7日は「緑内障を考える日」
緑内障といえば角膜や虹彩、瞳孔ですが、クジラやイルカの瞳孔は同じ形でしょうか?実は同じ仲間ですが、瞳孔の形は異なり、クジラは横に長い形で、イルカは三日月のような形をしているんです。
6月8日は「ヴァイキングの日」
海賊と言えば、戦国時代にその名を轟かせた村上海賊。その水軍の拠点の一つにした瀬戸内海にうかぶ能島から少し離れた所に鯨地蔵があります。平成13年には2頭のクジラが現れクジラのお礼参りだとニュースになりました。当時のニュース映像の背びれの形からニタリクジラかなあ?
6月9日は「たまごの日」
ニワトリが先か?たまごが先か?ってよく聞きますが、イルクジ界ではイルカが先か?クジラが先か?約4500万年前に現れたムカシクジラ類の「ドルドン」は見た目がイルカっぽく、2900万年前になると「ケトテリウム」というヒゲクジラの仲間があらわれました。
6月10日は「時の記念日」
時と言えば砂時計という名前のイルカをご存知ですか?ダンダラカマイルカの英名Hourglass Dolphinは砂時計という意味。砂時計のくびれのような模様がとてもキレイなイルカです。
6月11日は「傘の日」
西洋では昔、クジラのヒゲを傘の骨に用いていたようですね。梅雨に入り雨が続く日がふえる時期ですが、雨の降らない虹はないので気分は晴れやかに過ごしましょう^_^
6月12日は「エスペラントの日」
エスペラントとは世界的な共通語の事。クジラで共通語と言えばラテン語で表記された学名が世界共通の名前なんです。主に研究されてる方がよく使います。ちなみに図鑑などでイタリック体(斜体文字)が学名です。ザトウクジラはメガプテラ(大きな翼)と言う意味です。
6月13日は「小さな親切の日」
小さいと言えば、一番小さな鯨類のセッパリイルカ。1.4メートル程のイルカです。セッパリイルカは背びれが丸く特徴的な形をしていてミッキーマウスという愛称を持っていたりします。
6月14日は「世界献血者デー」
血液型は最初、C型があったそうで何も抗原かなかったC型は0型(ゼロ)と呼ばれそれをO型と読み間違えたそう。間違えと言えば捕鯨の砲手のマインケ(minke)さんがシロナガスクジラと間違えて捕まえたクジラがミンククジラの名前の由来になっています。
6月15日は「暑中見舞いの日」
暑中見舞いのハガキやメッセージカードにはよくクジラが描かれたりしますよね。海の生き物なので涼しげな雰囲気ですが、俳句の世界ではクジラは冬の季語。よくよく考えてみると沖縄のホエールウォッチングは12月〜5月、ハワイのホエールウォッチングも12月〜4月と冬の季節の方が活動が活発になりますよね。
6月16日は「無重力の日」
クジラ達が大きくなったのは水中生活が基本的には無重力状態だったからで、シロナガスクジラの重さはなんと190tにも!車の平均重量を150kgとして125台!大きさは色々な物に例えてなんとなくわかっても重さって伝わりにくいですね。
6月17日は「砂漠化および干ばつと闘う世界デー」
砂漠と言えばエジプトの世界遺産の「クジラ谷」ですよね。砂漠の真ん中から原始クジラのバシロサウルスの化石が出土したりと当時はこの付近がテチス海だったと考えられてます。しかし砂漠からクジラの化石ってロマンですね。
6月18日は「考古学出発の日」
1877年東京品川で発掘された大森貝塚。この大森貝塚の発掘から指紋の研究が始まったと言われています。クジラには指紋はありませんが個体識別は出来ます。ザトウクジラの尾びれの模様での個体識別は有名ですが、ニタリクジラやイルカでは背びれの形や体の傷などで個体識別をしています。
6月19日は「元号の日」
大化の改新が行われ日本初の元号が定められました。大化の改新と言えば蘇我入鹿。残念ながら入鹿は海のイルカではないですが、では歴史上の人物で鯨はいるのでしょうか?飛鳥時代の豪族で遣唐使として派遣された河内 鯨(かわちのくじら)と言う人物がいたそうです。
6月20日は「ペパーミントの日」
ミントと言えばクールミントガム。現行のクールミントガムはペンギンのデザインですが、発売当時のパッケージには南極の風景やペンギン、クジラが描かれていました。
6月21日は「えびフライの日」
エビと言えば、見た目がエビにそっくりなオキアミ。ヒゲクジラのエサとなる動物性プランクトン。南氷洋にいるシロナガスクジラなどはナンキョクオキアミ、日本付近の海域にいるニタリクジラなどはイサザアミを食べいます。
1986年6月22日は「FIFAワールドカップメキシコ大会準々決勝でディエゴ・マラドーナの「神の手ゴール」があった日」
手と言えば、クジラは尾びれには骨はありませんか胸びれには、私たちと同じように手指の骨があります。ザトウクジラに関しては長いものでは4mを超える大きさもあるそうである意味「神の手」サイズですね。
6月23日は「オリンピック・デー」
オリンピックを盛り上げてくれるマスコットキャラクター達。でも今まで一度もイルカやクジラがモチーフになった事がありません。ただし!シャチはモチーフになった事があるんです。2010年バンクーバーオリンピックのマスコットキャラクターの3体のうち1体がシャチとクマをイメージしたかわいいキャラクターでした。いつかクジラでオリンピックのマスコットキャラクターをデザインしたいな^_^
6月24日は「ドレミの日」
イタリアの僧侶ギドー・ダレッツオがドレミの音階を定めたそうです。音階と言えば52ヘルツの鯨。他のクジラの周波数が10〜39Hzなのにたいして52Hzの音紋なので呼び声に反応するものがいなく世界でもっとも孤独な鯨と呼ばれています。
6月25日は「住宅デー」
住宅といえばカナダのイヌイットが作るイグルー。住居の骨組みとしてまさに「鯨の骨」を柱や梁などに流木などと一緒に使用されています。その上に板や革をはって土などで屋根をつくり寒さ対策の住宅を作るんですね。
イグルーというと雪を固めたもので作る「かまくら」のようなもをイメージしますが鯨の骨で骨組みを作ったまさに「クジラの家」は木などが育たない地域で暮らしてる彼らの生活の知恵ですね。
6月26日は「雷記念日」
海に棲むクジラやイルカに落雷することはまず無いと思うのですが、陸のシャチに落雷が!国宝・犬山城の天守閣の鯱(シャチホコ)に2017年7月12日に雷が落ちて半壊したそうです。
6月27日は「日照権の日」
太陽光が地表に当たることを日照と言いますが、太陽光と言えば生物時計。クジラ達は日光を浴びる事で1日のリズムや季節の変化を読みとる事ができ、回遊する季節などを感じ取っているのではないかと考えられています。
6月28日は「パフェの日」
フランス語の完全を意味するパルフェに由来します。完全と言えば、沖縄の美ら海水族館では希少なタイヘイヨウアカボウモドキの雄の完全な全身骨格標本が
展示されています。
6月29日は「インド洋に浮かぶ島国セーシェルの独立記念日」
セーシェルと言えば、非常に珍しいタスマニアクチバシクジラが海上で観察された場所。情報が不足しているので不明な点が多いクジラの一種です。
6月30日は「ハーフタイムデー」
今年も半分過ぎましたね。ハーフといえは、ハワイ・シーライフパークのハンドウイルカとオキゴンドウのハーフ、ウォルフィン。ハンドウイルカの歯は88本、オキゴンドウは44本なのですが、ウォルフィンは66本と、なんとこちらもハーフなんです。