365日で学クジラ・トリビア「今日は何の鯨 4月編」

365日、毎日ある記念日や年中行事をクジラに絡めて広く浅くご紹介します。

4月1日は「エイプリルフール」

実は野生のクジラに触ることが出来る場所があります。メキシコのエル・ビスカイノのクジラ保護区ではコククジラ にタッチする事が法律で許可されてます。またコククジラ は水族館での飼育事例がある人類が飼育した最大の生物。どちらも嘘のようなホントの話。


4月2日は「歯列矯正の日」

歯と言えばハクジラの仲間には歯が極端に少ない種もいます。例えばイラストのキタトックリクジラは下顎に一対しか生えていなかったりします。


4月3日は「神武天皇祭」

古事記には神武天皇がクジラを食べたという記述があります。そんな神武天皇が東征を行った時に活躍した生き物が八咫烏。カラスと言えば北海道の鯨関係者の間で「カラス」と呼ばれていた黒っぽいツチクジラはなんと新種!クロツチクジラと命名されました。


4月4日は「あんぱんの日」

明治天皇に木村屋のあんぱんが献上されました。明治と言えば、明治5年に国産第一号の歯ブラシが誕生。鯨髭を柄にして馬毛を植えた「鯨楊枝」として誕生しましました。あんぱんを食べたらしっかり歯を磨きましょうね^_^


4月5日は「オープンカーの日」

4月になり気候も良くなり五感に働きかける車だからオープンカーの日だそうです。五感は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚ですが、イルカやクジラにはプラスニ感があります。磁気感覚とエコーロケーション。イルカは出クリック音で物体に当たり、跳ね返った音で周りの物を調べています。


4月6日は「北極の日」

人類で初めて北極に到達した日だそうです。北極と言えばやっぱりホッキョククジラですよね。寿命が長かったり、生涯を北極海で過ごしたり、鯨髭が長かったりと色々な特徴がありますが、僕が一番好きなのは下顎の黒点のネックレス。お洒落ですよね^_^


4月7日は「フランシスコ・ザビエルの誕生日」

その洗礼をうけて日本最初のキリシタン大名になったのが長崎県の大村純忠。長崎の大村藩は鯨組として藩や人々の暮らしに潤いをもたらしました。フランシスコ・ザビエルもきっとクジラやイルカを長崎で見ていたかもしれませんね。


4月8日は「小川の日」

小川と言えば、オガワコマッコウですよね。鯨類研究家の小川鼎三さんにちなんでつけられた名前です。実はこのオガワコマッコウ、クジラとしては最も小さいクジラで成長しても2.7メートル位しかないんです。


4月9日は「大仏の日」

大仏とクジラと言えば、落語の小噺に大仏と鯨の背比べというのがあります。どっちが勝ったかというと、何とクジラ。理由は大仏は金属なので曲尺、一尺は30.3センチ。クジラは鯨尺で一尺は37.8センチ。なので2寸(7.5センチ)クジラの方が背が高いというオチです。


4月10日は「建具の日」

建具とは扉や障子、ふすま、網戸など建物の開口部の仕切りのこと。では建具とクジラとの関係は?じつは建物についてる取手で鯨取手というものがあります。横から見た時クジラに見えるところが名前の由来らしいです。


4月11日は「メートル法公布記念日」

メートルと言えば、地球で最大の生き物シロナガスクジラですよね。平均26メートル程もあるシロナガスクジラ。最大では30メートルを超えることも。例えば年少さんの幼稚園児30人が手を繋いで並んだ長さがシロナガスクジラの大きさ。大きいですね。


4月12日は「世界宇宙飛行の日」

ガガーリン少佐の「地球は青かった」は有名ですよね。宇宙から地球を見た時青いのもそうですが、一番最初に見える生き物はきっとクジラなんじゃないかなと思います。ガガーリンの言葉として「ここに神はいなかった」というのもありますが、ここにはクジラがいますよ^_^


4月13日は「決闘の日」

武蔵と小次郎が巌流島で決闘した日。武蔵はクジラ退治をして決闘に遅刻したとも言われてます。遅刻と言えば体の小さなハエは僕たちの動きがスローに見え、体の大きなクジラは僕たちはせかせか動いてるように見えるそう。もしクジラと待ち合わせをする事があればクジラの遅刻にご注意を^_^


4月14日は「オレンジデー」

バレンタインデー、ホワイトデーと続きオレンジデーだそう。ちなみにオレンジ色のイルカが夢に出てきたら健康運アップの兆し。毎日元気いっぱいに過ごせるでしょう^_^


4月15日は「ヘリコプターの日」

ヘリコプターはギリシャ語でらせんを意味する「helic」と翼を意味する「opter」を組み合わせた言葉。翼と言えば、ザトウクジラの学名は「megaptera」メガ(大きい)プテラ(翼)で大きな翼という意味。それを聞くとブリーチングは大空に飛び立ちたいように思えてきますね^_^


4月16日は「ボーイズアンビシャスデー」

クラーク博士の有名な言葉ですね。クラーク博士は現北海道大学の初代教頭。北海道大学と言えばネズミイルカの研究を行ってる北海道大学水産学科。ストランディングを調査してるストランディングネットワーク北海道の設立された方も北海道大学の方。まさに「少年よ鯨類を極めよ」って感じですね^_^


4月17日は「なすび記念日」

なすびとイルクジとの共通点は?実はイルカのさわり心地が濡れたなすびに似ているという事なんです。僕も触ったことがありますが、パンッと張りのいいなすびという感じです。イラストはイルクジで個人的に一番なすびっぽいなと思うオキゴンドウです。


4月18日は「よい歯の日」

歯と言えば、イルカやクジラの歯の数をご存知ですか?ハンドウイルカは上下合わせて80本程、カマイルカで上下合わせ120本程、オキゴンドウで上下合わせて40本程。ハナゴンドウは下顎にしか歯がなく4〜14本程度なんです。


1942年4月19日は「牛窓オリーブ園がオープンした日」

牛窓と言えば、前島に暮らすスナメリでしょう。スナメリは沿岸域を生息地とする小さなサイズのクジラの仲間。スナメリは日本で最も身近にすむクジラで、「なめうお」や「でごんどう」「すざめ」と地方によって呼び名が異なり身近なものだったことが感じられます。


4月20日は「郵政記念日」

郵便と言えばコレクターも多い切手ですよね。イルカやクジラも世界中にステキな切手が沢山あります。ではクジラやイルカがデザインされた最初の切手は?それは1892年に発行されたフランス領地の切手。真ん中にイルカが2頭描かれています。


4月21日は「ローマ創建記念日」

ローマ時代のコインにはイルカが多くデザインされています。特徴としては頭部が大きく、尻尾がクネクネしてる所。ギリシャ時代のコインにもイルカが多く描かれてますが、ローマ時代のコインのイルカは独特なデザインですね。


4月22日は「清掃デー」

僕は先にほうきでホコリをサクッと落として掃除機で仕上げる派。ほうきと言えば、くじらほうきをご存知ですか?2倍程の幅を持つほうき。名前の由来ははっきりわかりません。大きいから?しっぽの形に似てるからか?まさかクジラヒゲに似てるからとか?面白いですね^_^


4月23日は「世界 本の日」

クジラ界で本と言えば、やっぱりアメリカの長編小説「白鯨」。作中に出てくる真っ白なマッコウクジラのモビーディックは空想のクジラですが、リアルの世界ではザトウクジラのミガルー、シャチのアイスバーグが有名ですね。


4月24日は「植物学の日」

イルカの植物は紹介したので今回はクジラ。すこしいかつい感じの鋸歯が特徴の多肉植物アガペチタノタ。その白い部分が大きく入るタイプは「白鯨」と呼ばれています。


4月25日は「拾得物の日」

ビーチコーミングでイラストのようなクジラの骨を見つけたらテンションが上がりますよね。ただし、イラストの頭骨はスナメリ。スナメリは水産資源保護法の規定で原則採捕などが禁止されているのでご注意下さいね。


4月26日は「よい風呂の日」

イルカやクジラはお風呂には入りませんが、ベルーガは北極の河口付近の海底で身体をゴシゴシこすって古い皮膚を落とし脱皮します。ラビングというこの行動はまるでお風呂で身体を洗ってるみたいですね。


4月27日は「世界バクの日」

バクと言えばマレーバクを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。そんなマレーバクにそっくりなイルカがいます。北海道・羅臼でもウォッチングができる、イシイルカ。なんとなくかおつきも似ているような^_^


4月28日は「象の日」

アフリカ象は現存する陸棲の動物で最大サイズ。シロナガスクジラは地球上に存在した生き物の中で一番大きい生き物。シワの大きさも最大級ですね^_^
※イラストはアジアゾウです


4月29日は「タオルの日」

タオルと言えば今治ですが、今治には鯨山古墳という史跡があります。クジラの形に似てるから鯨山と名付けられたようですが、たしかに前方後円墳のような形がクジラに似ているような気がしますね。


4月30日は「ヴァルプルギスの夜」

ドイツの伝承行事です。ドイツと言えばシュトラールズントにあるOZEANEUM水族館はザトウクジラやマッコウクジラを下から眺められるようになってる空中展示があります。ちなみにドイツ語のヴァルはクジラという意味です。


 

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