365日、毎日ある記念日や年中行事をクジラに絡めて広く浅くご紹介します。
2月1日は「ニオイの日」
ニオイと言えばクジラもオナラをします。とは言えシロナガスクジラ級になるとオナラもごまかせないくらいのメガトン級^_^
2月2日は「ツインテールの日」
ツインテールと言えば2本の髪の毛のおさげ。毛と言えば、実はクジラにも毛があるんですよ。ザトウクジラには感覚毛が生えていて水流等を感じると言われています。
2月3日は「節分」
節分と言えば角や牙の生えた鬼。鯨界で牙と言えばもちろんイッカク。正確には牙ではなくオスの左側の歯が1歳頃急速に伸びくちびるを貫通して出現。稀に2本の牙を持ったニカクもいるそうです。
2月4日は「妊娠の日」
妊娠と言えば、一生を水中で過ごすイルカやクジラは、僕達と同じ哺乳類なので胎生。なので、生まれてくる時は溺れないよう尻尾から生まれてすぐに水面に上がり呼吸をします。人間の赤ちゃんで言う産声ですね。
2月5日は「笑顔の日」
笑顔と言えばドルフィンスマイル^_^ イルカやクジラの口角は上がってるタイプが多いけど、やっぱりハンドウイルカが一番笑顔な感じがしますね。
2月6日は「抹茶の日」
抹茶と言えば茶道。茶道と言えば茶器。佐賀県唐津市の茶碗やぐい呑みに見られる装飾のひとつに皮鯨という口縁部に黒い縁取りをしたものがあります。これは背中が黒く腹側が白いクジラに由来しています。
2月7日は「北方領土の日」
北方領土と言えば歯舞諸島、色丹島、国後島、択捉島てすが、その一つ国後島と北海道の知床半島の間にある根室海峡はホエールウォッチングのパラダイス。マッコウクジラをはじめシャチ、ツチクジラ、ミンククジラ、イシイルカ等様々な鯨類に出会えます。
2月8日は「針供養の日」
針と言えばスクリムショウ。スクリムショウはマッコウクジラの歯に縫い針で絵を掘り、ランプの煤を刷り込み絵を浮かび上がらせる工芸品。19世紀頃に捕鯨船上で多く作られました。
2月9日は「日本初のプロ野球公式試合が行われた日」
1936年2月9日東京巨人軍vs名古屋金鯱軍の試合が開催、3対10で名古屋金鯱軍が勝利。今はもうないチームやけどあったらぜったい応援してるなあ^_^
2月10日は「ふとんの日」
ふとんと言えば睡眠。水族館のイルカ等は脳の半分だけ眠る睡眠が観察されていますが、野生のクジラでは2008年に科学誌に垂直な状態でうたた寝をするマッコウクジラが掲載されました。そう思うと大海原は安眠できる大布団なのかもしれませんね。
2月11日は「観音埼灯台が完成した日」
1869年2月11日に日本最古の洋式灯台として完成・初点灯。白い貴婦人と呼ばれました。鯨界で貴婦人と言えば、穏やかな性格と優雅な姿から海の貴婦人と呼ばれるニタリクジラですね。
2月12日は「ダーウィンの日」
ダーウィンは種の起源や進化論で有名ですよね。進化と言えば鯨類は陸生の哺乳類から完全水棲にまで進化。もともと4本脚だった名残りの骨盤(寛骨)が博物館等で見る事ができます。
2月13日は「苗字の日」
苗字と言えば、鯨の漢字がつく苗字で一番多いのは「鯨井」さん。次いで「鯨岡」さん「鯨」さん「鯨津」さんとなります。鯨界の鯨井さんは一番大きなシロナガスクジラかな。
2月14日は「バレンタインデー」
チョコと言えばカカオですが、カカオの実を圧縮して作られた石鹸用のカカオバターというのがあり、ホホバオイルと1:1の割合でブレンドすると伸びのいい美容クリームに。実はホホバオイルは鯨と関わりが深く捕鯨が禁止になり天然ワックスの確保の為ホホバの大規模栽培が始まったんです。
2月15日は「カナダ国旗の日」
カナダと言えばジョンストン海峡に毎年夏にやって来るシャチですよね。カナダでは研究により魚ばかり食べるレジデント、海獣類をとらえて食べるトランジェント、まだ謎の多いオフショアの3つのタイプが住んでいます。
2月16日は「天気図記念日」
天気図と言えばクジラの尾型天気図。全国的に猛暑が続く時に等圧線がクジラの尻尾に似ている所からそう呼ばれています。クジラの尻尾が見えたら暑さに注意ですね。
2月17日は「中部国際空港開港記念日」
セントレアの愛称で親しまれている空港です。セントレアと言えば、伊勢湾や三河湾にも生息してるスナメリ。1930年には広島で天然記念物に指定され、鯨類に関連する天然記念物指定は唯一なんです。
2月18日は「雨水」
春に向けて暖かくなっていく節目の日。ある雨の夜、沖合から大きくて白い何者かが海岸に近づいてきた。目を凝らしてよく見ると白い骨ばかりのヒゲクジラで皮や肉はどこにも見当たらなかったという。これが海の妖怪「化鯨」と呼ばれる。キャー(°_°)
2月19日は「天地の日」
コペルニクスの誕生日が由来。コペルニクスと言えば地動説ですが、当時その地動説の追い風となったのがくじら座のミラ。ミラは歴史上最初に発見された変光星なんだそうです。
2月20日は「歌舞伎の日」
歌舞伎と言えば定式幕。定式幕は三色ですが白黒の二色だと鯨幕。鯨の黒い皮と白い脂肪を連想させる所からつきました。鯨幕は通夜や葬儀に使われるイメージが強いですね。
2月21日は「漱石の日」
漱石と鯨と言えば、漱石の俳句に「凩に鯨潮吹く平戸かな」というのがあります。平戸市には生月町博物館・島の館があり江戸時代に日本最大級規模を誇った益冨捕鯨の展示などがあり、エントランスには親子のセミクジラのモニュメントがあります。
2月22日は「ヘッドホンの日」
イルカやクジラの耳は目の後ろにある小さな穴。イルカやクジラには耳の部分に骨があり、特にイルカの耳骨は布袋石といわれ幸運のお守りとしと珍重されてきました。ビーチコーミングなどで見つけたら超ラッキー^_^
2月23日は「富士山の日」
雄大な富士山を一望できる駿河湾にはアカボウクシラやハンドウイルカ等の海棲哺乳類が生息しています。湾の中央にある駿河トラフが豊富なエサがいる可能性等研究が進められています。
2月24日は「二部式帯の日」
着物などの和裁はセンチではなく尺。しなやかな素材なので鯨ヒゲから作られた可能性は高いですね。ちなみに1尺は37.9センチ。平均的なセミクジラだと44尺7寸4分となります。
2月25日の花は「カランコエ」
カランコエ、別名は紅弁慶。弁慶は武者と決闘し999本の太刀をあつめ、あと1本の所で牛若丸に敗れました。1本と言えばオウギハクジラは下顎に一対の扇のような形の歯しかないまだまだ謎が多いクジラ。ちなみに弁慶のお父さんは鯨捕りだったらしいですよ。
2月26日は「血液銀行開業日」
1951年の2月26日、GHQ指導のもと日本初の血液銀行となる日本ブラッドバンクが設立されました。血液型と言えばクジラの血液型は全員B型。イルカやシャチもたぶんB型。ちなみに僕もB型^_^
2月27日は「国際ホッキョクグマの日」
ホッキョクグマと言えばアラスカ。1988年10月、アラスカの氷海に閉じ込められた3頭のコククジラを救出する出来事がありました。2012年に映画化されたので記憶にある方も多いのではないでしょうか?
ちなみに映画のイメージイラストを担当させて頂きました^_^
2月28日は「ビスケットの日」
クジラ界でお菓子と言えば、やっぱり「おっとっと」のとと丸。クジラキャラクターのレジェンドですよね。ところで、とと丸パイセンの苗字をご存知でしょうか?フルネームは「鯨野とと丸」というんですよ。